6月9日(木)7限、各学年代表者2名、計6名による弁論発表が行われました。
【弁論要旨】
1 「食べ物の線引き」 3年男子
食料自給率が4割を下回る現代、持続可能なスーパーフードの一種として、昆虫食が注目を集めている。しかし、見た目や匂いの独特さが理由で抵抗感を示す人が大多数だ。一体我々は、何を基準に「食べられるもの」の線引きをしているのだろう。実際にネットで購入してみた。
2 「言葉の壁」 1年女子
中学生の頃、私たちのクラスに、韓国人の留学生がやってきた。彼女と話してみたいけれど、言語の壁があって、それができない・・・。常々感じていた「英語って何のために勉強するの?」という疑問。それは、異文化交流をきっかけに、いつしか言語を習得する喜びに変わっていた。
3 「教科書から彼等が消えるということ」 2年女子
太宰治、夏目漱石、アガサ・クリスティー…。皆さんは近代小説を読んだことがあるだろうか。彼らは、命を燃やしながら、自分の生き様を小説に注ぎ込んだ。しかし現在、国語の教科書から、小説がだんだんと消えている。私は彼等との出会いの機会が失われることに、断固反対だ。
4 「Life time を大切に」 3年女子
私はナマケモノと言っても過言ではないくらい、寝てばかりいる。学校に行って、家に帰って、ご飯食べて、ゲームして・・・。気が付いたら高校3年生。私は今まで、多くの時間を無駄にしてきた。人生100年時代と言う人もいるが、時間は有限である。だからこそ、後悔しないように日々を過ごしていきたい。
5 「共存していくための未来」 1年女子
子どもの頃は「可愛い」と思っていても、大人になると煙たがられることが多い虫たち。彼らの生態をよく理解しようともしないままに…。しかし彼らは、実は人間にとって有害な生き物たちを倒してくれる戦士の一面を持っているのだ。これを知ると、皆も虫を無視(むし)できそう?
6 「家族の存在について」 2年男子
幼い頃ツーリングやキャンプを通して楽しい思い出を作ってくれた僕の父親は、58歳で船乗りになった。家族の生活は一変、父親が居ない生活が日常になった。涙と共に見送ってから約一年、船の上からは壮大な夕日や生き物たちの写真が届く。今は遠く離れているけれど、家族とのつながりを強く感じている。